地域包括ケアシステムの推進が強化されるなか、社会福祉協議会における介護サービスについては、昨今、ますます経営が厳しさを増すとともに、地域福祉活動推進部門と介護サービス部門との連携が十分ではなかったり、収支面のみが重視されがちで社協らしい経営展開につながっていなかったりといった課題が指摘されています。
本書は、こうした状況をふまえ、社協が介護サービスを経営する意義を確認するとともに、経営の環境分析や目標・計画の明確化などをすすめていただくことをねらいとしてとりまとめたものです。また、そのためのツールの一つとして従来の経営診断を見直し、できるだけ最低限の項目に絞った経営分析シート(付属CD-ROM)を新たに作成しました。
体裁:A4判・56頁 頒布代:1部1,000円(税込・送料別)
申込方法:下記より注文書をダウンロードし、FAXにてお申込みください。
目 次
Ⅰ 社協における介護サービス事業の位置づけ
1.在宅福祉サービスのあゆみと社会福祉協議会
2.介護保険制度創設後の変化
3.介護保険制度の動向とこれからの介護サービス事業の展開
4.社協らしい介護サービス事業の姿
Ⅱ 介護サービス事業経営の理念と計画
1.経営意識の必要性
2.環境分析の基本的考え方と手法
Ⅲ 経営の実態把握と分析
1.サービスの実績、収支の把握・管理と経営への活用
2.介護サービス事業の財務・会計
Ⅳ 介護サービス事業経営の組織と人材
1.経営体制の強化
2.マネジメントに携わる職員の育成
3.介護サービスの人材確保、育成
4.サービス管理、質の向上