今般、川崎市の事件や農林水産省の元事務次官による事件など、痛ましい事件が続いています。
事件の詳細は現在捜査中であり、事実関係は定かではありませんが、安易にひきこもりに結び付ける報道もあり、ひきこもりの子どもを持つ親などから、社協に相談が寄せられている場合もあるようです。
私たち社協は、『社協・生活支援活動強化方針』のなかで、「地域における深刻な生活課題の解決や孤立防止に向けた行動宣言」を行い、あらゆる生活課題への対応と地域のつながりの再構築に向け、事業や活動を展開しています。
この度、全社協・地域福祉推進委員会では、このような状況を受け、関係機関・団体との協働によるひきこもり状態にある人と家族の支援について留意事項等をとりまとめました。
~ひきこもり支援を行う関係機関~
◇ひきこもり地域支援センター
都道府県・指定都市に所在し、ひきこもりに特化した第1次相談窓口としての機能を有している。「ひきこもり支援コーディネーター」を配置し、ひきこもりの状態にある本人や家族からの電話、来所等による相談に応じ、助言を行うとともに、家庭訪問を中心とするアウトリーチ型の支援を行う。
https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000515493.pdf
◇精神保健福祉センター
都道府県・指定都市に所在し、ひきこもりのほか精神保健福祉全般にわたる相談を行っている。電話や面接で相談できる。
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html
◇保健所
ひきこもり相談をはじめ、こころの健康、保健、医療、福祉に関する幅広い相談を受け付けている。相談は電話相談、面談による相談があり、保健師、医師、精神保健福祉士などの専門職が対応する。また、相談者の要望によって、保健師は家庭を訪問して相談を行うこともできる。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/hokenjo/index.html
◇市町村保健センター
保健、医療、福祉について、身近で利用頻度の高い相談に対応している。障害福祉サービスなどの申請受付や相談、保健師による訪問等の支援を行っている。問い合わせは、各市町村役所・役場まで。
◇生活困窮者の自立相談支援機関
https://www.mhlw.go.jp/content/000505281.pdf
◇ひきこもり家族会(支部)
家族会では、家族の学習会 月例会(講演会)相談会・アウトリーチ(訪問)居場所運営などを行なっている。