日常生活自立支援事業の専門員は、利用者の意思決定支援を基本に、利用者の権利擁護、自立生活支援に取り組まなければなりません。しかし、地域のニーズは年々多様化し、地域社会や福祉・生活関連の制度が変化し続ける中で、さまざまなケースへの対応を求められています。
こうした中で、意思決定支援、権利擁護、自立生活支援の専門職として、利用者に対して、また、地域の中でその役割を果たしていくためには、ソーシャルワーカーとしての専門性を高めていく必要があります。
そこで、次のことを目的に本研修会を開催いたします。
①事例検討の視点や手法を学ぶことにより、相談援助職として自らの実践をふりかえり、その後の援助内容に活かしていく自己検証能力を強化する。
②研修会後も各専門員が自己検証の機会を持ち、また専門員同士が互いに経験知を共有し、課題対応力を向上する手段として、専門員同士(仲間同士)の事例検討の運営・参加の仕方を学び、都道府県・指定都市等より身近な地域で定期的な事例検討会を開催できるようにする。
令和2年度日常生活自立支援事業専門員実践力強化研修会Ⅱ 開催要綱